袋詰め粉体計量装置 TSM-FLL |株式会社セイワ技研

袋詰め粉体計量装置 TSM-FLL  |株式会社セイワ技研

TSMイメージ

袋への袋詰めには課題や要望がたくさんあります。例えば、「重量計量したい」「袋に粉を投入中に、原料が粉塵となって舞ってしまいコンタミとなる。集塵機をつければ、[大量]に集塵されてしまう」「短い時間で計量したい」などです。

そんな声を軽減またはクリアすることを目標に装置を製作しました。減量計量式(ロスインウエイト)の袋詰めに特化した装置です。袋をガイドに密着させると、舞い上がりの粉塵を


TSM

重量式計量

計量方法に、減量計量式(通称ロスインウエイト)を採用しています。

 

ホッパーを含んだ供給機全体がデジタルロードセルの上に載っており、ホッパー内の原料と装置の合計重量をリアルタイムで計測します。

 

スクリューの運転で、原料が吐出されることにより重量は徐々に減っていきます。
その重量値を利用して、計量制御を行います。

  重量計量

2つのスクリューでタクト短縮・精度良し

スクリューフィーダーは、大スクリューと小スクリューの2種類が上下に平行に並んでいます。
供給の制御は、大充填・小充填の2段階になっており、各段階での大・小スクリューの速度を変える事ができます。
計量タクトを短くし、かつ計量精度を高めることが出来ます。
テスト機でのテスト結果を基に比較すると、

 

小麦粉200g計量(10回)
・SM060-KFA相当で 平均29秒・差±4g
・この装置で 平均12秒・差±2g
資料

 

「タクト短縮」と「精度改善」の結果が出ました。
(原料・環境・条件により結果は変わります。)

  吐出部

袋ガイド

この装置は袋詰めガイドが付いており、計量部分と縁切りされているので、袋詰め中は計量部分に触れる心配がありません。

 

フィーダー先端と袋詰めガイド間のスキマはシリコンパッキンでふさがれています。
袋を、袋詰めガイドに密着させれば、計量中はまったく粉塵は外へ出ない構造となっています。

  袋ガイド

3ステップ作業

作業は簡単3ステップ。

 

@袋を「袋詰めガイド」にはめ、手で掴みます。

 

A「運転」ボタンを押します。自動で吐出計量され、運転が終了します。

 

B袋を「袋詰めガイド」から外します。

  袋セット

簡単に分解・組立でき、掃除の時間や負担が軽減されます。

 

ホッパーとフィーダーが一体の状態で装置から取外せます。そのまま洗浄場所へ持っていけますので、計量作業場を汚すことはありません。

 

接粉部は、SUS材やシリコン、樹脂を使用していますので水での洗浄ができます。

  スクリュー引抜き

仕様変更例

仕様変更については、お気軽の御相談ください。
例えば、、、
仕様変更例@
ギヤー比を変更できます。
原料供給効率や計量タクト、計量誤差などを考慮し使用条件に最適なスクリュー回転速度を選定することが出来ます。

 

仕様変更例A
架台フレームをSUS仕様に変更出来ます。

 

仕様変更例B
袋詰めガイドは、袋に合わせて製作できます。
一部の袋形状や、ガイド内でブリッジが起きるなどによりやむ終えず製作できない場合もあります。

 

仕様変更例C
ホッパーは、10L、20L、30L仕様を基本設計。搭載できます。
原料積載量は、20kg未満になる必要があります。

 

仕様変更例D
静電除去装置を取り付けることも出来ます。
静電除去装置を袋詰めガイドに向かって設置すれば、袋内の静電気が抑制されて、袋内での粉塵付着が減少します。

 

拡張アイデア

拡張アイデア
別途斜めスクリューコンベアを設置することで、連続計量が可能になります。
また、補給用原料ホッパーが低い位置になるので、原料補給作業の負担が軽くなります。

 

アイデア例

 

仕様

テスト時スペック
参考モデルNo. TSM-060-032-20BFLLX
使用原料 小麦粉

計量量(差)
/時間 10回

200g(±2g)/平均12秒
ホッパー容量 20L ブリッジブレーカー付
計量方法 減量計量式 デジタルロードセル 30kg×2
フィーダー 大φ60.5 小φ32
モーター 大小共:ACサーボ 速度増し設定 MAX5,200rpm
ギヤー 大小共:1/15 (回転MAX時 スクリュー 350.0rpm)
可能計量最大値 未計測
計量目盛 目盛 1g 最大秤量60,000g(秤量=装置+原料)
袋詰めガイド φ76.3-φ50.8斜切
動力 電源 200V 3相

※テスト時の仕様と結果です。条件・原料・環境などにより結果は変わります。

※使用条件に合わせて設計製作することも可能です。

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